うさぎの斜頸 原因・症状・治療法・予防法まとめ

 斜頸の原因

斜頸(しゃけい)とは、頸部(頭と胴体をつなぐ部分)の潰瘍、創傷、梗塞、感染、寄生などにより頭部が傾く症状のことを言います。

ちなみに、斜頸は神経症状などによって起こる「症状」のことで病名ではありません。

うさぎが斜頸を発症する原因は大きく分けると二つあります(。・ω・)ノ゙

末梢性(脳、脊髄以外の神経が侵されている場合)

末梢性の斜頚の原因として多いものはパスツレラ菌による内耳炎です。

うさぎの内耳には三半規管という機能があり、この規管がパスツレラ菌に感染してしまうことにより斜頚を起こしてしまいます。

この場合は首の傾いているほうに内耳炎をおこしているので、炎症や膿がないか確認してみてください(b゚д゚*)

 

中枢性(脳の中枢機能が侵されている場合)

中枢性の斜頚を起こす病気としてあげられるのがエンセファリトゾーン症です。

エンセファリトゾーン症とは、エンセファリトゾーン原虫と呼ばれる寄生虫が脳や腎臓に寄生することによって起こる病気のことをいいます。

これにより、脳や腎臓に炎症が起きてしまい斜頸や眼振、運動失調などの神経症状が発症してしまうのです。

 

パスツレラ菌による感染、エンセファリトゾーン原虫による寄生、どちらもかなりのダメージとストレスをうさぎに与えてしまいます。

斜頸を思わせるような症状が見られたときは、少しでも早く動物病院へ連れていき専門医に診てもらわないといけませんね(-`ω´-)

ちなみに、

【斜頸 動物】と調べるとうさぎの話しばかりが目立ちますが、斜頸は犬や猫、鳥などその他多くの動物も発症してしまう症状です。

普段一緒に生活しているペットを見て、

「なんか・・・首かしげてるな?」

そんな違和感を感じるようになったら斜頸を疑ってくださいねヾ(・д・。)

 主な症状

上記でも少し触れましたが斜頸になったうさぎは首が傾いてしまいます。

発症当初は少し傾くだけで、普段通りにごはんを食べ、水を飲み、歩くこともできます。

逆にそれが厄介で、いつも通りの生活をできてしまうため初期段階に気付きにくいです。

次第に傾きがひどくなってくると、旋回、ローリング、眼振などの症状が見られ始めます。

旋回

自分を中心として円形の進路でぐるぐると回るような行動をいいます。

常に顔がお尻を追いかけているような状態です。

 

ローリング

斜頸により傾いてしまった方向に倒れこんだり、転がってしまうことをいいます。

勢い余って一回転してしまうこともあるそうです!

 

眼振

眼球が左右または上下に動き続けることをいいます。

視点がずれては戻り、またずれては戻りの繰り返しです。

眼振によりめまいが起きたり、気持が悪くて食欲が落ちる事もあるそうです。

 

上記のような症状が発症すると、自分の体をうまくコントロールすることができずパニック状態になってしまいます。

その不安感からごはんが食べられず、水も飲めずにどんどん衰弱していってしまうのです。

まったく食べなくなってしまうと強制餌食をおこなう必要があります。

ここまで悪化してしまう前にもっと早い段階で病院に連れて行ってくださいね(;´・Д・)



 治療方法

斜頸の治療は発症原因により対処の方法が異なります。

パスツレラ菌の治療

パスツレラ菌が原因で発症した場合は抗生物質が処方されるので、投与してから症状の経過を見ていかないといけません。

症状が良くなったとしても投与は辞めず、1週間~2週間程度は与え続けて下さい。

治ったと思って辞めてしまうと再発する危険性があります。

医師から同様の説明を受けるとは思いますが、絶対勝手に辞めてはいけませんよ( ̄^ ̄)

エンセファリトゾーン症の治療

エンセファリトゾーン症が原因で発症した場合は、寄生虫を退治する駆除薬と神経損傷を抑えるステロイド剤が使われます。

エンセファリトゾーン症の診断に関しては、感染してもすぐに陽性反応が出ないのと血液検査を外部の機関に委託しなければならないのでどうしても時間がかかってしまうそうです。

しかし、検査結果を待っている間にも寄生虫は脳の神経細胞を破壊し続けます。

だったら早く治療してくれよ!!と思ってしまいますが、治療の際に使われるステロイド剤にはパスツレラ菌を活性化させてしまう副作用があります。

もし、斜頸の発症原因がパスツレラ菌だった場合、細菌の進行を手助けする形になってしまうので安易に使うことができないのです(; ・`д・´)

 

斜頚が発症した際には両方を視野に入れて治療を開始するわけですが、どちらも判断が難しく正確な診断結果を出すのに時間がかかってしまいます。

そのためリスクの低い抗生物質の投与が優先される場合が多いそうです。

ですが、医師の判断によってはエンセファリトゾーン症の治療を優先する場合もあります。

事前にいろんな情報を調べていると、医師の判断が本当に正しいのか不安になってしまうこともあると思います。

後悔のない判断をするためにも担当医の話しを良く聞き、しっかり納得したうえで治療をお願いしないといけませんね。

どうしても納得いかない場合はセカンドオピニオンを検討する方法もあります。

ですが、発症後は時間との勝負です!迅速な対応がその後の結果を大きく左右します。

飼い主がパニック状態にならないためにも、事前に信頼できる獣医さんを探しておくことも必要だと思います(*・д・*)

【料金相場】

治療の場合

診察料が約1000円前後、薬代(抗生剤・駆除薬・ステロイド剤など)が一つあたり約1500円前後が相場になります。



 予防方法と発症後の対策

斜頸の発症原因として多いのがパスツレラ菌による感染とエンセファリトゾーン原虫により寄生です。

ゆえに、これらの感染と寄生を予防することが斜頸の予防にも繋がっていきます+.(・∀・〃)

免疫力を高めて感染と寄生を防ぐ

どちらも完全に予防する事は難しいのですが、うさぎが健康で免疫力の高い体を維持することで感染や寄生の確率を下げることができます。

そのためにも、栄養バランスの取れた食事や適度な運動、ケージ内を清潔に保つための掃除などを日々おこなっていかないといけませんね٩()۶

 

ただ、どれだけ予防に力を入れていても斜頸になってしまう可能性はあります。

発症当初はうさぎもパニックになってしまうので、飼い主としてできる限りのサポートをしてあげて下さい。

生活環境の見直し

普段過ごしているケージ内にタオルなどを敷いてクッション性を高めてあげることで、倒れてしまっても衝撃を和らげることができます(*˘ ³˘)

牧草を敷く方法もあるのですが、倒れてしまった時に目に刺さって怪我をさせてしまう可能性があるので注意が必要です。

 

生活面のサポート

与えた牧草やペレットをちゃんと食べているか、水を満足に飲めているか、排せつは問題なくでているかなど生活面で気にしなければならないことがたくさんあります。

うまく食べられない、飲めない場合はサポートしてあげて下さいねヾ(゚∀゚○)

 

体と心のケア

あと、斜頸にはマッサージ鍼治療レーザー治療が効果的と言われております。

人間も事故や病気でリハビリする際にマッサージや電気療法、温熱療法、鍼灸施術などを受けることにより症状が改善されていきますよね。

うさぎもそれと同じで、治療を受けることにより症状の改善が見られると言われています。

ただ、レーザーや鍼による治療を続けるには経済的に厳しい部分があると思います。

病院によって値段もバラバラですし、基本高額な場合が多いです。

金銭的に苦しい・・・病院に連れていく時間がない・・・

そんな方にはマッサージがオススメです!

オススメ以上にマッサージが必須と言っても過言ではありません!!

マッサージには血行促進、疲労回復、ストレス解消、リンパの流れの改善、自律神経の回復、免疫力の向上など多くの効果が期待できます。

なにより、マッサージをすることによって飼い主とうさぎがスキンシップを取ることができます!

信頼している飼い主に揉んでもらったり触ってもらうことで動揺していた気持ちも落ち着きを取り戻し、リラックスして癒しの時間を過ごすことができるのです♪

唯一体と心のケアが同時にできるのがマッサージです。

たっぷりと愛情を込めてうさぎの体をモミモミしてあげて下さいね(o゚∀゚)o

 本日のおさらい

【うさぎの斜頸 原因・症状・治療法・予防法まとめ】はいかがでしたか?

斜頸は早期発見と早期対応による治療で完治する可能性がある症状です。

ですが、初期段階だと大きな変化がないので早期発見が難しい症状でもあります(;´Д`)

違和感を感じ、症状に気付き始めた頃には神経細胞の破壊が始まっている可能性も・・・

うさぎの病気や症状は、発症後8時間が勝負だと言われております。

これは人間も同様で、発症してから神経などが破壊されるまでがとても早いため、少しでも早く治療を行う必要があるのです。

私はしつこいくらいに早期発見、早期対応と言っていると思います。

うさぎを助けるために数分でも、数秒でも早く病院に連れていってほしいと思うからこそ耳にタコができるくらい言い続けていますし、これからも言い続けると思います!!

実際にタコができればもう安心です!その時は受け流しちゃって下さいね(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

完治せずに後遺症が残ってしまった時は、飼い主が生活のサポートをしてあげないといけません。

うさぎは斜頸になったことにより、今までできていた生活もできなくなってしまいます。

かなり強いストレスを感じているはずです。

そんなストレスの世界から救うためには飼い主の愛情と温もりが必要不可欠なのは言うまでもありませんよね!

今までは癒される側でしたが、癒す側徹していただければと思います(•̀ω•)و*

 お願いとご案内

【お願い】

名称に関しましては、獣医学的な分類はされていませんので獣医師さんによって呼び名が異なることがあります。

診察料や手術費用に関しましても病院により金額が異なる可能性がございますのでご了承ください(⁺д⁺)

 

【ご案内1】

なお、当ブログの固定ページに≪病気辞典≫を作りました。

(携帯だとブログの一番右上にある←この記号をタッチすると固定ページが見れます)

今後、病気に関する記事を一覧としてまとめていきますので、他に気になる病気がございましたら覗いてみてください(*¯︶¯*)

【ご案内2】

動物の医療費はとても高額です。あまりにも高額な医療費に驚愕してしまい手術を断念する方も少なくありません・・・とても悲しい決断ですよね。

でも、そうならないためにペット保険が存在します!!

資料請求は無料ですので、まずはペット保険を知ることからスタートしてみましょう。

それにしても、うさぎに対応している保険会社が2~3社しかないことに驚きでした!!犬や猫はたくさんあるんですけどね・・・

うさぎもまだまだ頑張らないといけませんね(•̀ω•)و* 

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